お尻のまわりがカユイという症状で来院される方がいます。病院に行くのが恥ずかしく、自分で間違った方法で治療を行い、症状がいよいよひどくなって来られる方が多いようです。
原因としては、
@ 入浴時にタオルに石鹸を付けてお尻の周りをごしごし洗うこと
あまりにも洗いすぎると不潔なものからお尻を守る油の層(皮脂膜)を破壊してしまい、その為便等が直接お尻を刺激し、痒みを強くします。清潔にするにはお湯でさっと洗う位で十分です。
A 下痢をしやすいこと
アルコール等の取りすぎで下痢をしやすくなり、何回も刺激性の強い便がお尻のまわりについて、炎症を起こして痒み・痛みを生じます。
B 辛子、胡椒、ワサビ等の香辛料を取りすぎること
香辛料の多くは消化管で吸収されないため、便に混じって出てきます。これらが肛門部に直接くっつき、痒み・痛みの原因になります。
C その他
痔瘻からの分泌物、イボ痔の脱出、性病やカンジダ症等で痒くなる場合もあります。
大切なことは恥ずかしがらず、早めに専門医に見てもらうことです。
2017年04月15日
お尻が痒い…
posted by 管理 at 17:15| Comment(0)
| おしりにやさしいコラム
2013年07月12日
この時期に多いおしりの病気
梅雨があけて、急に暑い日が続いていますが、皆さんお変わりありません
熱中症に注意が必要なことは言うまでもありませんが、
おしりの病気の中にもこの時期に増加するものがあります
血栓性外痔核といって、肛門の外側に比較的硬いしこりができます。
これは体の水分が不足するために、大便が硬くなり、排便時に息む
ために、
心臓に戻っていく細い静脈の中で血液が詰まってできるものです。
痛みが軽いものは薬で治ることが多いですが、
痛みが強い場合は切開して、中の血の塊を出す必要があります。
十分な水分摂取を行い、朝のうちに排便するようにしましょう

熱中症に注意が必要なことは言うまでもありませんが、
おしりの病気の中にもこの時期に増加するものがあります

血栓性外痔核といって、肛門の外側に比較的硬いしこりができます。
これは体の水分が不足するために、大便が硬くなり、排便時に息む

心臓に戻っていく細い静脈の中で血液が詰まってできるものです。
痛みが軽いものは薬で治ることが多いですが、
痛みが強い場合は切開して、中の血の塊を出す必要があります。
十分な水分摂取を行い、朝のうちに排便するようにしましょう

posted by 管理 at 00:26| Comment(0)
| おしりにやさしいコラム
2012年05月13日
便秘について 院長より
便秘について
便秘が原因でいぼ痔やキレ痔になり、当院に来られる方がいらっしゃいます。
便秘症という言葉は、大便がスムーズに出にくい状態が長く続くことですが、
何日出ないと便秘症という明確な決まりはありません
ですから、旅行などに行って何日間かでなくても、旅行から戻ったら順調になったという場合は、
便秘症とは言わない訳です。
便秘症の原因は多岐にわたり単に朝食を食べない、食物繊維の摂取が少ない等の生活習慣によるものから、
大腸や直腸に癌ができて、大便が通過しにくくなるもの等、いろいろあります。
癌などの特殊な例を除くと、医師等による食生活習慣指導、適度な運動、投薬で改善することもあります。
しかし、他の病気(例えば、うつ病や脳疾患)で使用している薬のために便の出が悪くなることもあり、
なかなか簡単ではありません。
また、高齢者の方で、長い間下剤を使用していて薬が効かなくなって、
多量の大便が直腸に詰まって来院される方も多いです。
便を掻きだしてあげなければ、いくら下剤を使ってもうまくできず、かえって患者を苦しめるだけです。
若い人から高齢者まで幅広く便秘で悩んでいる人がいます。
その人、その人にあった、便秘の治療を考えていかなければならないと思います。
便秘が原因でいぼ痔やキレ痔になり、当院に来られる方がいらっしゃいます。
便秘症という言葉は、大便がスムーズに出にくい状態が長く続くことですが、
何日出ないと便秘症という明確な決まりはありません

ですから、旅行などに行って何日間かでなくても、旅行から戻ったら順調になったという場合は、
便秘症とは言わない訳です。
便秘症の原因は多岐にわたり単に朝食を食べない、食物繊維の摂取が少ない等の生活習慣によるものから、
大腸や直腸に癌ができて、大便が通過しにくくなるもの等、いろいろあります。
癌などの特殊な例を除くと、医師等による食生活習慣指導、適度な運動、投薬で改善することもあります。
しかし、他の病気(例えば、うつ病や脳疾患)で使用している薬のために便の出が悪くなることもあり、
なかなか簡単ではありません。
また、高齢者の方で、長い間下剤を使用していて薬が効かなくなって、
多量の大便が直腸に詰まって来院される方も多いです。
便を掻きだしてあげなければ、いくら下剤を使ってもうまくできず、かえって患者を苦しめるだけです。
若い人から高齢者まで幅広く便秘で悩んでいる人がいます。
その人、その人にあった、便秘の治療を考えていかなければならないと思います。
posted by 管理 at 00:14| Comment(0)
| おしりにやさしいコラム